グランプリ

Lovely Days

いっちゃんみーこ

少しずつ撮りためた子供の成長の動画を暖かい目線でまとめた作品。
家族の日常を切り取った数多くの動画がふんだんに盛り込まれています。



ホームビデオとして満点に近い作品。下の子を軸に、お兄ちゃんの成長を見つめるムービーにもなっていて、上手に構成されています。「元気がなくなったときの起爆剤」というコンセプトも素敵で、そんな家族の物語を自分も作りたくなります。

賞品:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II

準グランプリ

湯野上温泉火祭り

sumidaruma

福島県下郷町湯野上温泉で開催された火祭りを題材とした作品。
山深い温泉地の子供達の笑顔と躍動感あるアーティストの姿で構成されています。



撮影技術的も被写体であるアーティストも素晴らしく、火祭りの楽しさ、妖しさ、美しさが伝わってきます。最後の細かいカット割も見事。祭りのもつ熱い雰囲気やパワーがテンポを2倍にすることでより引き出されています。

賞品:OLYMPUS PEN Lite E-PL7

審査員特別賞

Make a journey to Ishigaki Island

海斗

石垣島でのダイビングの1日をまとめた作品。
水中のカラフルな魚、船上、景色など異なるいくつものシーンで構成されています。



水中、魚眼とさまざまな方法で撮影されたムービーがうまくまとまっており、ダイビングのわくわく感をテンポよく表現しています。水中のイメージなど見せ方や構成に工夫があり、ダイビングの良さがシンプルに伝わります。

賞品:TOSHIBA EXCERIA PRO™ SDXC

特別賞

賞品:TOSHIBA EXCERIA PRO™ SDXC

佳作

賞品:PhotoCinema 特製mont-bell カメラップ

参加賞
Award 特製テンプレート THE CINEMA 2,980 円(税抜)相当

12月発売のPhotoCinema テンプレート「CiNEMA Box vol.5 THE CINEMA」をプレゼント致します。ありふれた日常を短編映画のように演出!クラシック映画のようなオープニングも遊び心があってGood なPhotoCinema テンプレート。

※Award特製テンプレートはエントリーの皆様にメールにて別途ご案内させていただきます。
※入賞の皆さまへの賞品は1月上旬をめどに、発送いたします。

審査員総評

テクノロジーライター
自称路上写真家

大谷和利
ソフトの発売後まもなくのコンテストにもかかわらず、プロの方から初めての方まで、バラエティに富む作品が集まりました。
一般的なムービーコンテストでも通用するような作品もある中、あくまでもPhotoCinema的な要素とのバランスを考慮しつつ評価しました。
受賞したか否かはあくまでも1つの結果に過ぎず、PhotoCinemaには100人100様の使い方があります。他の方々のアイデアも参考に、また新たな作品作りに挑戦してください。

TVプロデューサー

大野克己
どれも力作ぞろいでアマチュアの方のレベルの高さに驚きました。審査して気づいたのは、写真を中心に展開した作品と動画を中心に編集した作品に二分されたな、ということです。
フォトシネマはもともと写真を音楽にのせて物語を編んでいく優れたソフトですが、最近は一眼動画の普及に合わせて動画そのものを大変高度な効果を用いて作品に取り込む機能も追加されました。
写真と動画は表現の仕方が根底から違います。動画で進んできた時間を写真でまとめるとか、あるいはその逆のつなぎ方を考えてみる。
このことはまだどの作品でも私自身の仕事でも十分に実現されているとは思えません。
今回、私が高評価を下したのは動画中心の作品でした。今後は動画と写真が高い次元で結びついた作品が出てくることを期待したいと思います。

カメラ日和編集長

矢島直美
アート作品やドキュメント、日常やワンアイデアの作品など、ラインアップが豊富でとても楽しめました。みなさん、素材となる写真と映像の技術が高いと思います。
映像作品にするには、撮影とは異なる編集の技術が求められますが、PhotoCinemaのエフェクトなどを駆使して、テンポのある映像作品に昇華されているのがすごいです。
特にグランプリを受賞した「Lovely Days」は、日常の写真が、編集された映像作品になることでまた新たな魅力を生み出した点が素晴らしいし、多くの人にもぜひ挑戦していただきたいと思えるものでした。
映像というと特殊な技術が必要な世界だったはずですが、一般の人の日常でも素敵な作品が作れるという可能性を多いに感じることのできるコンテストだったと思います。

hiyocostudio
アートディレクター

山崎正樹
同じテンプレートを使ってもそれぞれの作品によって違った印象に見えたのは興味深かったです。
ベーシックな使い方の作品が多かった気がしますが、楽曲のBPM(テンポ)を2倍に設定して作成するなど、新しい使い方が発見されたのは今後の可能性を大いに期待させられました。